北海道建設新聞“壁付け可能な「バルコニー不凍散水栓」 日本グランデと光合金製作所が共同開発”の記事掲載

2006年5月18日

 

 マンションデベロッパーの日本グランデ(本社・札幌)と光合金製作所(本社・小樽)は、壁付け可能な「バルコニー不凍散水栓」を共同開発した。シンクと組み合わせ「多目的スロップシンク」として、日本グランデが札幌市内に建設中のマンション「グランファーレアクアパークス」に標準装備した。散水栓は今後、他のマンションデベロッパーなどにも販売する。
 ガーデニング人気などを背景に、マンションバルコニーの屋外散水栓の需要は高まっているが、積雪寒冷地の本道では、冬期間の凍結が問題となっている。
 この新製品は、蛇口を閉め切る、通常の通水動作だけで内部の水抜きを完了するため、特別な水抜き動作が不要。通常の使用で凍結事故を防止することができる。壁付けの「バルコニー不凍散水栓」として、現在特許を申請中だ。
 用途は主にマンションバルコニー向け。6月末完成予定のアクアパークス(全62戸)のバルコニーに標準装備した。日本グランデの販売するマンションだけでなく、他のマンションデベロッパーやハウスメーカーに対しても、1個3万6750円で、年間販売目標は1千個を見込む。