北海道新聞“携帯電話が鍵代わり 札幌に初 専用マンション”の記事掲載

2005年9月21日

 

 非接触型IC(集積回路)チップ「FeliCa」を内蔵した携帯電話が家の鍵になる分譲マンションを、マンション企画会社日本グランデ(札幌、平野雅博社長)が道内で初めて札幌市内に建設する。この方式は鍵の複製が困難で、高い安全性を確保できるとしている。
 建設地は札幌市東区北十六東三。鉄筋コンクリート十四階建てで、二十五戸。九月末にも着工し、来年十一月に完成予定。販売価格は未定。
 ICを鍵にするマンションは道内にもあるが、携帯型は初めて。マンションの購入者に対し、同社が購入者の「FeliCa」内臓の携帯電話に鍵となるソフトを入力する。対応する携帯を持っていない人には同社が「FeliCa」カードを発行する。
ICを内臓した携帯電話は集合玄関とエレベーター、玄関の三カ所の鍵として使う。
 携帯電話には鍵のほかに、外出先から施錠したり、風呂のお湯張りをさせたり、家族の帰宅を知らせるメールを受信するなどといった機能も持たせる。