財界さっぽろ“業界トピックス”に記事掲載

2003年9月1

 

財界さっぽろ9月号 業界トピックス
商談が活発化するマンションプロデュース

トータルにマンションプロデュースする事業を今年四月に開始した日本グランデ(本社・札幌、平野雅博社長)が早くも業界で注目を集めている。道内初の事業だけに同社には商談が活発に寄せられている。

日本グランデが注目される背景には従来、北海道にはなかったマンションのトータルプロデュースというまったく新しい業態を立ち上げたところにある。まだ会社設立から半年にも満たないが早くも大手マンションデベロッパー、販売会社などから商談が持ち込まれているほどだ。

業務内容はマンションデベロッパー向けの企画設計、販売代理、モデルルーム施工、広告宣伝など。簡単に言うと企画、販売に関わる全ての業務全般に精通し、すべてをこなすデベロッパーの最高のパートナーである。だから同社の仕事はまず用地取得から始まる。このほか、綿密なマーケティング、経験豊富なスタッフによる的確なコンサルティング、豊かな発想で顧客の夢を形にしていく商品企画、商品の特性を的確、効果的に伝える広告戦術、モデルルームの設計・施工、販売活動、さらに販売終了後にも徹底したアフターサービスまでの業務を行う。

これら諸々の業務をトータルに提供できる体制が整っているのは、平野社長を筆頭に大手デベロッパーでトップセールを続けていたスタッフや経験豊富な一級建築士など各部門のエキスパートが揃っているから。マンション開発・販売に関して“プロ集団”とも言える同社では「五年後には株式上場」(平野社長)といった明確な経営ビジョンを打ち出しており、混沌とした経済状況のなかでそれがどこまで実現できるか。その動向に注目が集まっている。